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Fundamental
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  3. 『僕の従兄弟の友達に、街のスタジオで働いている奴がいてね。 その友達がスタジオに置いてあった電話帳から、いろんなミュージシャンの自宅の電話番号を写してきたんだ。 そいつがミック・ジャガーの電話番号とかを自慢げに話している時に、「そうそう、フランク・ザッパの番号もあるぜ」 と言った。 僕は途端に気が動転してしまい、手に入れてから最初の3~4ヶ月は、掛ける勇気がなかったよ。 でも、本当にそれが彼の番号だったんだ。 最初の2年間は、電話をすると奥さんが出てね。 最初に電話をした時は確か、「多分、こんな風に電話を掛けたりするのは、迷惑だと分かっているのですが、僕は本当に彼のファンで、自分でもギターを弾いているんで、フランクにテープを送りたいんです」 というようなことを言ったと思う。 彼女は凄く優しくて、「彼は今ツアー中だから、またそのうち掛けてちょうだい」 と答えた。 僕は 「分かりました、どうもありがとう」 と言ったんだ。 そして、8ヶ月後に電話をしたら、偶然フランクが電話に出た。 夢だと思ったよ。 彼は電話の向こうにいて、ウォーレン・ククレロも一緒だった。 フランクはすこぶる機嫌が良くて、僕はここぞとばかりに、「自分のテープを送りたい」 という旨を話したんだ。 彼はとても穏やかだったけど、僕はアガリまくっていてね・・・このまま死ぬんじゃないかと思った。 彼は終始、とても愛想良く話をしてくれたよ。 でも、今になって考えれば、彼が突然電話を掛けてきた相手に対して、こんな態度を取るのは、凄く稀なことなんだ。 僕は彼が当時、エドガー・ヴァレーズの譜面を探していることを知っていて、入手先に心当たりがあったから、「テープと一緒に、それも送りたいんだけど・・・」 と持ち掛けたら、彼は快諾してくれて、自宅の住所を教えてくれたんだ。 でもその時は、彼のバンドに入るなんて、微塵も考えなかったね。

     それから2~3週間後にもう一度電話をしたら、彼は物凄く興奮していてね。 「君のギターはグレイトだ。 テープは聴かせてもらったよ・・・最初から最後まで、何にも入っていないブランクのスペースまで聴いちまった。 相当テクニックもあるし、実際驚いた」 と言われた。 「で、君をうちのバンドで試してみたいと思うんだが・・・」 と言われてね。 それで、「君は今、いくつだ?」 と訊かれたから、「18です」 と答えたら、「何だ、話にならんな。 そんな年齢じゃ、ツアーなんかに耐えられるわけがない」 だって。 そこで僕は 「実は今、カリフォルニアへ引っ越すことを考えているんです」 と言った。 フランクに送った最初のメールの中に 「The Black Page (『Zappa In New York』 収録) を起こした譜面を入れておいたんだけど、彼はそれを見て 「君の譜面は恐ろしいくらい近いよ。 どうだい、金を払うから、もう何曲かやってみる気はないか?」 と言った。 僕は 「もちろん」 と答えたよ。

     実はその後、カリフォルニアに移る前に、フランクがツアーでボストンにやって来て、初めて直接会ったんだ。 最初に会った時のことは、未だに覚えている。 僕は彼の近くではビクビクして、小さくなっていたよ。 あの頃の僕は、彼の前では自分の考えさえ、まともに口にすることができなかった。 ところがある時、彼に電話を掛けたら、ちょうど凄く機嫌が悪い時に当たってね。 そういう時は、何を言ってもイエスかノーかしか言ってくれない。 僕は何がどうなっているのか、全然分からなかった。 だって彼は、その前に僕に向かって 「自分のバンドでやらせたいから、是非LAに来い」 と言っていたのに、「LAに行く準備ができたから」 と電話を掛けたら、「俺をアテにして来るなら、やめておけ。 勝手にくだらん夢を描くんじゃない」 と言うんだから。 彼はとてもムラがある人だったんだ。 彼の言葉が一体どういうところから出ているのか、その真意を測りかねたけど、最初からカリフォルニアへ行きたいと思っていたからね。 僕はまず、フェアファックス・ストリートにアパートを借りた。 彼の家から通りをまっすぐ来たところさ。 僕は採譜をしていたから、彼の家に行く用事もあったんだ。 そして僕は、彼と頻繁に行き来をするようになったんだよ。

     彼はいくつか曲を覚えるように、僕に言ってきた。 1つは僕が採譜した 「Persona Non Grata」 で、後にそれが 「Sinister Footwear」 (『Them Or Us』 収録) の第三楽章の主題になったんだ。 僕はソロ・パートを徹底的に練習し、完璧にプレイできるようにした。 そして、彼の前でそれを頭から通してプレイしたんだ。 そうしたら彼は、大笑いしてね。 僕は心の中で、「何てことだ。 もうダメだ」 と思ったよ。 「あんなに一生懸命練習したのに、この人はゲラゲラ笑ってるじゃないか」 って。 穴があったら入りたい心境だった。 すると彼は受話器を取り、「ゲイル (フランクの奥方)、こっちへ来てごらん。 こいつは凄いぞ」 と言ってね。 彼は実は、ひどく関心していたんだよ。 笑っていたのは、僕があまりにきっちり覚えていたからだったのさ。 その時以来、僕はどうすれば彼のツボを押さえられるのか、そのコツが分かるようになったんだ。 僕が絶対に不可能だと思うようなことをやり遂げて見せると、彼は本気でブッ飛んでくれるんだよね。

     そしてある時、僕はある雑誌のインタビューで、彼が僕のことを話しているのを偶然、読んだことがある。 自分の目が信じられなかったね。 僕は未だにそのインタビューが載った雑誌を、何冊も持っているよ。 彼はこんな風に言っていた・・・「俺の知ってる若い奴に、凄いのがいるんだよ。 スティーヴ・ヴァイって名前でね。 こいつは将来、何かとんでもないことになりそうなんだ」。 でも、僕が何か変なことをやったり、間違いを犯したりすると、彼はそれを決して見過ごしてはくれなかった。 僕がここで良いことばかり言っているのは、彼を良い思い出ばかりで覚えていたいからさ。 でも、フランクと一緒にいる時には、絶対に間違いは許されない。 ある制限時間内にやっておくべき課題を与えられ、それをクリアできない場合、そのことを思い知らされるのさ。 彼は決して意地悪な人ではなかったけど、できるはずのことに対して手を抜いたりすると、彼は絶対容赦してくれなかったね。』

  4. surrogateself:

More Bubbles
  5. zenigata:

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  6. m18e:

「【腐】」/「om」の漫画 [pixiv] #m18e
  7. 司会者「ははあ。チューブはOKだけどキリンジはムリってことですね」

    kenzee「そう。長渕は童貞ミュージックだが矢沢はヤリチンミュージックだ。ヒップホップもそう。服装やスタイルがヤリチン的だからといって音楽までそのままヤリチンとは限らない。例えばブルーハーブは童貞ミュージックだがZEEBRAはヤリチンミュージックなのだ。繰り返し言うが「童貞ミュージック」の演奏者が童貞というワケではない。あくまで受容する側、聴き手の心の童貞な部分を直撃するか否かにかかっている。ナゴムは童貞ミュージックだがBOOWYはヤリチンミュージックだ。ゆずやコブクロは童貞ミュージックでEXILEは当然ヤリチンミュージックだ。そしてこれは今に始まったことではなくて歴史的に分類が可能なのだ。たとえばはっぴいえんどは童貞ミュージックだがCAROLはヤリチンミュージックだ」

    司会者「あ、完全にわかりましたワ。モンゴル800は童貞ミュージックでオレンジレンジはヤリチンミュージックってことですね! AKB48は童貞でモーニング娘。はヤリチンだと!」

    kenzee「そうさ。だが、音楽の世界にはときどきどうしようもない「天才」がいて、両方を完璧に兼ね備えた世界を描いてしまう者がいる。たとえばブルーハーツなどは見事にヤリチンでありつつ童貞だ。尾崎豊もそうだ。あれほどヤンキーの心を捉えながら童貞ミュージックたりえている。岡村靖幸など眩暈がするほど見事に両方の要素を兼ね備えている。最近、オレが思うのは「人を感動させる」「人の心をえぐる」というのはつまり、この童貞がヤリチンを、あるいはヤリチンが童貞を越境する瞬間に爆発するなにかなのではないかということだ。速水さんの議論ではよく「オタク」と「ヤンキー」に分解し、民俗学的な分類を図ろうとする試みが見られる。「ケータイ小説的」における「再ヤンキー化」なども要はそういう議論だ。だが、人間とはオタクとヤンキーを同時に内包しているものなのだ。考えてみよう。ヤンキー文化は常にオタク的な線の細さを要求される要素を内包している。暴走族のバイクのカスタマイズやチューンアップなど相当オタクな知識や技術が要求されるだろう。ヒップホップ文化においても一流とされるDJの音楽の知識は凄まじいものがある。また、オタクも部屋に閉じこもってばかりいるかといえばそうでもない。コスプレイヤーなどは竹の子族にも似た開き直りがなければ奇抜な衣装で(手作り)人前にでる、ということはできない。おそらくこの両者(童貞とヤリチン)が微妙なバランスで共存するとき、人は「感動」するのだろう。

  8. burnworks:

Pics of the Day: X-47B From Above | Defense Tech